【担当者必見】食品のマーケティングで成功した企業事例11選を紹介!
最終更新日:2024/04/25
食品のマーケティングを成功させるにはどうすればよいのでしょうか。
自社で開発している健康食品のマーケティングを成功させるには、これまでに成功実績の他社の事例を参考にするのが効果的です。
この記事では、食品マーケティングで成功した企業の事例をご紹介します。
最後まで読むことで、他社の優れた方法を自社戦略で効果的に行うことができるようになるので、最後までお読みください!
食品のマーケティングに成功した企業事例11選
食品のマーケティング成功事例は、多岐に渡ります。切り口の異なる以下の事例について、それぞれ紹介します。
- ブランドマーケティング事例2選
- D2Cマーケティング事例3選
- インフルエンサーマーケティング事例3選
- SNSマーケティング事例3選
1.ブランドマーケティング事例2選
最初に紹介するのはUSPを活かしたマーケティングを行い成功した事例です。USPとはUnique Selling Propositionの略で、顧客からみた自社独自の売り・強みのことを指します。
マーケティングにおける差別化戦略の1つで、自社のUSPを正確に理解してマーケティングをすることで、ターゲットとなる消費者に適切にアプローチし、売り上げを伸ばすことができます。USPの訴求によって成功した事例を2つ紹介します。
①湖池屋
湖池屋は2016年にコーポレートブランドを統合したことに伴い、湖池屋の原点を見直し、社のプライドをかけて制作されたのが「KOIKEYA PRIDE POTATO」です。
低価格帯商品が多いポテトチップスのなかで、100%日本産のじゃがいもにこだわり、価格も高めに設定。パッケージも白を基調にした文字数の少ないシンプルなデザインにすることで、一般的なポテトチップスとの違いを強調し、他社製品との差別化に成功したといえます。その結果、一時は販売中止になるほどのヒット商品となりました。USPで参考になる事例の1つです。
②ハーゲンダッツ
引用:https://haagen-dazs-expo.jp/fukkatsu/
次に、従来から持っているブランド力を活かし広告キャンペーンを成功させた事例として紹介します。世界中で人気のアイスクリームブランド、ハーゲンダッツは「フレーバー復活総選挙」。過去に期間限定で販売したフレーバーの人気投票を行いました。
さらに、投票結果1位の商品に投票した人の中から抽選で1,000名にそのフレーバーをプレゼントするという企画も実施し投票数を募りました。
SNSとメールの両方から投票できる形式で、26万票を超える投票数となり、結果的に商品の広告にもなりました。
2.D2Cマーケティング事例3選
続いてD2Cマーケティングで成功している事例を3つ紹介します。D2Cとはメーカーが直接消費者に販売する事業モデルのことを指します。
①子ども栄養バランスmog
引用:https://www.kodomo-mog.jp/develop
D2Cマーケティングで成功した事例の1つ目としてご紹介するのは、子ども栄養バランスmogです。この会社では、子どもの栄養バランスが気になる親向けに「栄養バランスチュアブル」を販売しています。
本商品は、開発者自身の悩みから生まれた健康食品で、ホームページにも、子どもの偏食・少食を解決したいという想いがそのまま載せられています。
このありのままの声が消費者に共感を呼び、さらに実際に商品を使ったユーザーへのインタビューも掲載することで、同じ悩みをもつ親が安心して購入できる環境作りを行っています。
②ワダカルショップ
引用:https://wadacalshop.jp/web/wadacal/top
次に紹介するのは、悩みに適した商品を探しやすいUI/UXが設計された事例です。ワダカルショップは、和田カルシウム製薬が運営するカルシウム製剤や健康食品の販売を行うサービスです。
ターゲットは子どもから高齢者まで幅広く、それぞれのターゲットに適した商品が展開されています。毎月10%OFFになる定期お届けコースもあり、定期購入者の増加への導線も引かれています。
③VALX
最後に紹介するのは、トレーナーが監修したサプリメントやプロテインを展開しているVALXです。こちらの企業は、ユーザーの声や要望を活かした商品展開に成功しています。
ジム運営で寄せられた生の声を健康食品販売に活かしており「ジムで体を鍛えたい人」という明確なターゲットへの訴求が強みです。また、食品以外にもトレーニンググッズなどの商品を展開することにも成功しています。
3.インフルエンサーマーケティング事例3選
続いて、インフルエンサーを活用したマーケティングで成功した事例を紹介します。近年、SNSの発達により情報が拡散されやすくなったことで、影響力の大きいインフルエンサーを使って商品の情報を消費者に届けるマーケティングが主流になってきています。インフルエンサーマーケティングの事例は以下の3つです。
①おやつカンパニー
引用:https://www.oyatsu.co.jp/product/bodystar/protein-snack/
まず紹介するのはおやつカンパニーです。おやつカンパニーは、高タンパク大豆スナック「BODYSTAR」のプロモーションで、筋トレやヨガ、ダイエットなどについての投稿を行っているインフルエンサーを起用しました。
これにより健康意識の高い消費者に対して商品のPRを行い認知を獲得することに成功しました。商品PRと合わせてキャンペーン誘導も行い、売上を伸ばしています。
②ロッテ
引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000018900.html
ロッテは、人気商品「雪見だいふく」のキャンペーンにYouTuberやVTuber、アイドルなどの多様なジャンルのインフルエンサーを起用しました。
X(旧Twitter)の拡散力を活かし、投稿数は目標の263%を達成、結果として売り上げも前年比104%を達成しました。
③マルハニチロ
最後に紹介するのは、マルハニチロの事例です。冷凍食品「王様のソテーピラフ」のPRにグルメ系YouTuberを起用しました。
引用:https://www.youtube.com/watch?v=o7ovy3KSxJw
大食いの特性を活かして動画内で商品の特徴やアレンジレシピなどを紹介したほか、動画終盤にプレゼントキャンペーンやURLへの誘導も設置。動画は87万回以上再生され、結果として商品のPRに成功したといえるでしょう。
4.SNSマーケティング事例3選
最後にSNSマーケティングの成功事例を紹介します。近年SNSの普及に伴い、SNSを使ったマーケティングの重要性が増しました。
SNSは拡散力が大きく、成功すれば売り上げを大きく伸ばせる可能性があります。一方で、さまざまな企業がSNSでPRを展開しているため、適切なマーケティングができなければ、ターゲットとしている消費者にアプローチできないかもしれません。
ここでは、SNSでのマーケティングで成功した事例を3つ紹介します。
①日清食品
引用:https://www.cupnoodle.jp/sns/
まず紹介するのは日清食品です。日清食品は、専用のSNSサイトで商品情報や新商品情報、アレンジレシピを投稿しています。
ユーザーの小ネタを投稿し、距離感の近さが魅力となっています。過去の人気投稿を閲覧できるページも設置しており、ユーザーがいつでも自社の商品の情報にアクセスしやすいような工夫がされています。
②ローソン
引用:https://twitter.com/akiko_lawson
次にキャラクターを活用した事例を紹介します。ローソンは、公式キャラクター「あきこちゃん」を27ものSNSでアカウントを保有し、特にLINEでのスタンプ発信で友達数を200万人以上獲得しています。
親しみやすいキャラクターを活用することで、消費者にアプローチすることに成功した事例といえるでしょう。
③マクドナルド
引用:https://www.mcdonalds.co.jp/company/news/2018/0827a/
最後に紹介するのはマクドナルドです。自社商品の投稿に加えて漫画の人気キャラクターとのコラボや、他社とのコラボによる新商品開発に取り組んでいます。
自社ブランドと強みを多角的に取り組むマーケティングを展開しています。
食品マーケティングを成功させるために必要な考え方
食品マーケティングを成功させるうえで、ターゲット層や目的に合わせた媒体の選択が重要になってきます。
SNSを例にしても、各SNSごとに特徴があり、ユーザーが求めている内容が異なるため、どのSNSがもっともターゲット層に届きやすいのかを考えることが重要です。
自社の商品を誰に向けて、どのようにアピールしていくのか掛け合わせを考えることが食品マーケティングの成功の鍵を握るといえるでしょう。
食品マーケティングについてより詳しい内容は以下の記事で解説していますので、ぜひご覧ください。
まとめ
食品マーケティングの成功事例を紹介しました。食品マーケティングといっても、その手段はさまざまです。どの成功事例においてもいえるのは、自社の強みを理解しターゲット層を明確にしたうえで、もっとも効率的に自社商品をPRできる手段を探すことが重要だという点です。
これから食品マーケティングを行おうと考えている方や、マーケティングをより成功させたいと考えている方は、今回紹介した事例を参考に、改めてマーケティングを見直してみてはいかがでしょうか。