【担当者必見】化粧品マーケティングの成功事例7選を徹底解説!

【担当者必見】化粧品マーケティングの成功事例7選を徹底解説!

最終更新日:2024/04/11

化粧品をプロモーションする際、競合他社の成功事例や失敗事例を踏まえながら、マーケティング戦略を考えることができているでしょうか?

他社の成功事例を踏まえたうえでプロモーションできれば、一般のマーケティングよりも数倍の効果を得られる場合があります。

この記事では化粧品のマーケティング成功事例を7つ取り上げます。

最後まで読めば、自社のマーケティング戦略でも活かせること間違いなしですので、最後までお読みください!

化粧品マーケティングを成功させるためのポイント

化粧品マーケティングで意識すべきポイントは、市場の変化とトレンドの移り変わりが激しい点です。

時代ごとにコスメの流行は変化するため、変化を先読みしたマーケティングが重要になります。

また、以前はオフラインでの購入が一般的でしたが、最近はオンラインでの購入が普及してきています。そのため、Web上でコスメ購入を検討するうえで有益な情報を提供できるかの重要性は増す一方です。

化粧品マーケティングについてより詳しい情報は、以下の記事で解説しています。

化粧品マーケティングの成功事例7選

ここからは化粧品マーケティングで成功した事例について、3つのジャンルに分けて紹介していきます。自社に生かせる内容がないかぜひご確認ください!

①SNSの成功事例3選

 3つのSNSに関する事例を紹介します。

(1)Instagram

引用:RMKofficial

まず紹介するのは、日本のコスメブランド「RMK」のInstagram活用事例です。

RMKの公式InstagramアカウントではInstagramのショッピング機能が活用されているのがポイントです。

Instagramの投稿から直接ECサイトに遷移できるため、ダイレクトに購入できる導線が引かれています。検索する手間が省け、気になった際にすぐチェックできるため、購入しやすくなっているのは、ユーザーにとって大きなメリットです。

また、「リップ」や「ファンデーション」など化粧品ごとに情報がまとめられており、ユーザー目線でチェックしやすい工夫がされています。

(2)X(旧Twitter)

引用:キールズ公式

続いて紹介するのは、ニューヨークで誕生したスキンケアメーカー「キールズ」のX活用事例です。

キールズ公式Xアカウントでは主に商品紹介とセール情報を発信しています。しかしそれだけではなく、プレゼントキャンペーンも行っており、フォローとリポストを応募条件に設定することでXの拡散力を活用して商品を宣伝しているのです。

また、世界的人気キャラクターとのコラボ企画を定期的に開催し、幅広い世代に対して会社をアピールすることに成功しています。

(3)YouTube

引用:MAC Cosmetics JAPAN

SNSの事例の最後は、カナダを拠点にする「M・A・C」のYouTube活用事例です。M・A・Cは「全ての人種、全ての性別、全ての年齢のために」を基本理念に掲げ世界に展開するメイクアップブランドです。

M・A・Cの公式YouTubeアカウントでは、自社商品を使ったHOW TO動画が人気となっています。実際にメイクの過程を公開し、使い方や使用感などを分かりやすく見せることで視聴者の購買意欲を搔き立てることに成功しています。

ターゲットを絞り、個人の顔の悩みに合わせた情報発信を展開しており、オンラインでもユーザーが商品を選びやすくなるというメリットもあります。さりげない商品紹介も好印象を与え、自然と買いたくなる工夫がされているといえるでしょう。

②インフルエンサー採用の成功事例

引用:アンプルール

続いて、会社の公式アンバサダーとしてインフルエンサーを募集し、芸能人よりも身近な存在のインフルエンサーに自社商品を紹介してもらうことでマーケティングを行っている企業の事例を紹介します。

ドクターズコスメ「アンブルール」では公式アンバサダーを募集しました。化粧水や乳液が1ヶ月に1回3か月間と、隔月でオススメのアイテムが送られてくるというもので、4ヶ月間月1回以上のペースで自身のSNSに投稿するまでが一連です。

インフルエンサーを採用することで、企業からは、アンバサダーとして影響力のある人に商品について投稿してもらい認知の拡大や信頼性の獲得が見込めます。インフルエンサー側は、アンバサダーとしての箔がつき、自身の認知拡大ができるため、双方にとってメリットがあります。

③ECサイトの成功事例3選

最後にECサイトを活用してマーケティングに成功した事例を紹介していきます。

(1)PHOEBE BEUTY UP

引用:PHOEBE BEAUTY UP

PHOEBE BEUTY UPはDINETTE株式会社が運営するD2C(メーカーから消費者に直接販売する仕組み)の化粧品ECです。

こちらの企業は、クラウドで簡単にECの機能を実装できるASPカートを導入し、ECサイト構築の工数が削減され、PDCAサイクルを早く回せるようになった結果、CVRや売上が増加しました。

また、友だち紹介やクレジットカード変更でクーポンを配布し、売り上げを伸ばしています。

(2)KOALABEUTY

引用:KOALABEAUTY

香りをテーマにした商品を取り扱うオンラインショップです。香りの付いた試香紙(ムエット)を無料で配送し、オンラインの弱点である購入前の試せない点を補填しました。さらに、サイト構築では消費者のイメージに沿った商品検索がしやすいUI /UXを構築したことが成功のポイントです。

(3)アンブリオス

引用:アンブリオリス

フランス生まれのスキンケアブランドです。ブランド力を生かしながら「戦略的PR」「カスタマージャーニーを踏まえた集客施策」を実施しました。

具体的にはWeb媒体でのタイアップ企画、ECサイトオープンに合わせたトライアル商品の発売、送料無料のお試しセット販売、一定金額以上の購入での送料無料など、さまざまな工夫を施しユーザーの獲得に成功しています。

マーケティングを失敗させないために押さえておきたい3つの注意点

おさえておきたい注意点は以下の3つです。

  • 価格競争とは距離を置く
  • トレンドを深追いしすぎない
  • 薬機法に準拠した広告を展開する

①価格競争とは距離を置く

他社との値段の比較に気を取られて安易に価格を下げてしまうと、薄利多売の状態になり首を絞める結果になりかねません。

価格を下げることで短期的には結果が出るかもしれませんが、長期的には相応の値段で信頼を獲得してユーザーを増やしていった会社に負けてしまう可能性があります。

価格競争にとらわれすぎず、自社の強みを生かした商品展開でユーザーを獲得していくことが重要です。

②トレンドを深追いしすぎない

化粧品業界は変化が激しいためトレンドの把握は重要になってきます。しかし、トレンドばかりを追ってしまうと自社のブランドが確立できません。長く結果を出し続けていくためには、自社ブランディングが成功の鍵を握っています。

③薬機法に準拠した広告を展開する

前提として化粧品は薬機法の準拠が必須となります。薬機法の条文に以下の文があります。

“第十章 医薬品等の広告(誇大広告等)

第六十六条 何人も、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器又は再生医療等製品の名称、製造方法、効能、効果又は性能に関して、明示的であると暗示的であるとを問わず、虚偽又は誇大な記事を広告し、記述し、又は流布してはならない。”

医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(昭和三十五年法律第百四十五号)

誇大広告と判断された場合社会的な信用を失う可能性があるため、薬機法を十分に理解し、法律に則った広告を展開することが必要です。

まとめ

化粧品マーケティングの実際の成功事例や注意点を解説してきました。マーケティングを成功させる手段は数多くあります。

自社に合った方法を探し、適切なマーケティングを展開することが成功の秘訣といえるでしょう。

今回の成功事例を参考にしながら、現在のマーケティングを見直してみてはいかがでしょうか。

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